#私を作ったゲーム10選 をやってみる・その5

ツイッターのハッシュタグ#私を作ったゲーム10選の続きです。
今回でようやく9本目ですね(≧∇≦;)細切れですみません……

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■ セカンドライフ ■

友達に教えてもらって、2007年から遊んでいるのがこの『セカンドライフ』
ちょうどその当時、一時的なブームになって、ニュースやワイドショーなどでも紹介されていたので、名前だけは聞いたことがある、という人も多いのではないでしょうか。

セカンドライフ公式ページ
https://secondlife.com/?lang=ja-JP

参加は無料で可能。公式ビューワー(クライアントソフト)も無料でダウンロードできます。
セカンドライフ内で使用できる通貨「リンデンドル」を購入する場合のみ、要課金という形です。

これも、多数のプレイヤーがネットを通じて一つの世界に接続して楽しむ、という意味では、MMO(マルチマッシブオンラインゲーム)と同じようなものなのですが、厳密にいうと、これは『ゲーム』というよりは『メタバース(オンライン上の仮想空間)』と呼ぶべきもの。

このセカンドライフ(以下SL)、他の一般的なオンラインゲームと、具体的に何がどう違うかというと……

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●特定の「目的」がなく、各々の参加者が自分の好きなことをしてSL内での生活を楽しめる

ただひたすらにチャットを楽しむ人様々な場所を彷徨い歩いて旅を楽しむ人オリジナルのアイテムや衣装など自分の作品を作る人お店を開いて自作アイテムを売り商売する人自分の土地を買って家を建てる人地主として自分の土地を他の住人にレンタルする人アーティストとしてライブ活動を行う人など、様々な人が様々な楽しみ方をしています。

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●プレイヤーの分身であるアバターの見た目を自在に変えられる

アバターには細かいパラメータが用意されていて、各項目を調整することで、いつでも外見を好きなように(性別、身長、体重はもちろん女性なら胸の谷間の幅までも)変更することができます。特別なパーツを装着すれば、アニメキャラ風や人外アバターにもなれますが、自分好みの外見にするには細かいパラメーターを調整したり、衣装やパーツといったアイテムを手に入れて装着する必要があり、凝り出すとキリがないくらいです。

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●「プリム」と「スクリプト」を組み合わせてアイテムやオブジェクトを作れる

SLでは、プレイヤーは「プリム」と呼ばれる様々な形のパーツを自由に生み出すことができ、それらを積み木のように組み合わせて様々なオブジェクト(物体)を作ることができます。
また、「LSL(リンデンスクリプトランゲージ)」というJAVAによく似た専用の言語でスクリプトを組み、それをオブジェクトに埋め込むことで、様々な機能を持った自作アイテムを作ることができます。
SL内に存在する全ての建物や木々といった自然物、アイテムは全て、そうやってSL内の住人の誰かが作ったものだったりします。

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●公式で、SL内通貨とリアルマネーの換金が認められている

ゲーム内通貨(またはレアアイテム等)を現金で売買するRMT(リアルマネートレード)といえば、ほぼありとあらゆるオンラインゲームで禁止事項(外道の所業)として忌み嫌われていますが、セカンドライフではなんと、SL内での通貨「リンデンドル(L$)」とリアルマネーの換金が公式に認められています。
つまり、頑張ればSL内で自作のアイテムを売るなどの商売をしてL$を稼ぎ、それを現金化して収入を得ることもできるわけですね。
このことから、「お金が儲かる仮想空間」として、セカンドライフは一時期変な形でブームになり、仮想空間に新たなビジネスチャンスを夢見た数多の業者さんが参入して、大賑わいとなりました。
でも実際のところ、L$の相場とリアルマネーの相場には差がありすぎて、かけた労力の割にはさほど稼げないことがやがて判明し、ブームは急速に収束していきました(´・ω・`)
そんなに世の中楽に金儲けできるほど甘くはないよってことですね。

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■「SIM」という小さな世界が無数に連なって無限の世界を作っている

SLの中の世界(インワールド)は、「SIM(シム)」と呼ばれる領域(256m×256mの広さの土地)が無数に存在しています。
このSIMは、端が別のSIMと物理的に隣接していて徒歩で行き来できる所もあれば、単独で存在していて(その場合土地の端から外へは出られない)、他のSIMと行き来するにはテレポートを使わないといけない所もあります。
また、SIMによってその景色や特徴も様々で、南の島や森のような景観の美しいリゾート系のSIMもあれば、アトラクションが盛りだくさんの遊園地SIM、ホラー系のSIM、中世ファンタジーやSF系のSIM、都会の街のSIMなどいろいろ。
中には某FF7に登場する街「ミッドガル」を再現してしまったSIMや、プレイステーションの名作アドベンチャー「クーロンズゲート」のビジュアルを手掛けたデザイナーさん本人が作った「クーロンSIM」といったものまであり、見知らぬSIMを観光して回るだけでも延々と楽しめます。

↓クーロンSIMの実際の観光動画。ちょっと薄暗いですが、細部まで恐ろしいほどの作りこみで必見のSIMです。

とにかく紹介したい要素があまりに多くて、書いているとキリがないのですが、要約すると「自由にアバターを作れる」「自由にどこへでも行ける」「自由に何でも作れる」「自由に商売できる」「アイデア次第でありとあらゆることができる(可能性がある)」「ただし何をするにも習熟と努力は必要」という感じでしょうか。

そういう意味では、現実世界とちょっと似たところがあるかもしれませんね。
そしてその可能性の大きさこそ、僕が10年間遊んでいても今だにSLに魅力を感じている、一番の理由かもしれません。

でも最近はキャラフレと仕事で忙しくて、SLの方で過ごす時間はなかなか取れないでいるのですが……(´;ω;`)

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