#私を作ったゲーム10選 をやってみる・その1

全く原稿が仕上がらず、苦悩しながら悶えていた深夜5時過ぎ。
現実逃避息抜きにツイッターを見ていたら、気になるハッシュタグがトレンドに挙がっていました。

その名も「#私を作ったゲーム10選」。

いいじゃんいいじゃん。
こういうの大好き。

誰しも、自分に大きな影響を与えた作品というのは(ゲームに限らず)ありますよね。

自分はどうだったろう、と、これまで遊んだゲームの中から、大きな影響を受けているものを改めて思い返しつつ、簡単に紹介してみようかな、と。

年がバレちゃうけどね!!!

■ ファイア(ゲームウォッチ) ■

まだファミコンも出ていなかった遠~い昔、子供たちの間で一世を風靡していたのは「電子ゲーム」と呼ばれる、半分おもちゃのような数々のゲーム機でした。
その中でも特にブームだったのが任天堂のゲームウォッチシリーズ。

この『ファイア』はその中の一つで、火災現場でビルから次々と飛び降りてくる人々を、レスキューの担架を抱えた二人組を左右に動かして、地面に落ちる前にキャッチ、バウンドさせて救急車に放り込む、というシンプルなゲーム。

まだデジタルな「ゲーム」をまだ知らなかった僕が、おそらく一番最初に遊んだと思われるものです。
(自分で持っていたわけではなくて、持っていた友達に遊ばせてもらった)

考えてみればこれに夢中になったことがきっかけで、ゲーム業界に入って人生を踏み外すことになってしまったのかも……(´・ω・`)

そして奇妙な縁というか、僕がゲーム業界に入って最初に勤めたゲーム会社で、偶然にもゲームウォッチをゲームボーイソフトとしてリメイクした『ゲームボーイギャラリー』(この『ファイア』ももちろん収録)が開発されていて、当時新人だった僕がそのデバッグ作業を担当させてもらうことになったり……。
いろんな意味で、僕にとっては縁の深いゲームです。

■ ドラゴンクエスト (ファミコン) ■

あまりにもベタ過ぎてタイトルを挙げるのも嫌になるくらいなんですが、「影響を受けた」という点で、リアルタイムに遊んでいた僕らの世代ではやはりこれを挙げないわけにはいかないでしょう(´・ω・`)

内容はまあ、説明不要と思うのですが、これが発売された1986年当時は、そもそも「RPG」という概念が(一般には)ほとんど知られていなくて、当時RPGのジャンル名が冠されていたゲームと言えば「ドルアーガの塔」とか「ハイドライドスペシャル」とか「ゼルダの伝説」とか、まあどれも名作なんですが、コマンド選択式ではない、アクションRPGしかなく、ストーリー性もあってないようなものばかりでした。

あ、「頭脳戦艦ガル」もありましたね。
どこがRPGだよって感じでしたけど。

「アクション性を排してじっくり遊べる」
「戦闘を繰り返して経験値を溜め、主人公を強くする」
「主人公が自分のつけた名前で呼ばれる」
「ゲームという形式で物語が表現されている」
「Dr.スランプの漫画家さん(当時は『ドラゴンボールの』ではないところがポイント)がモンスターの絵を描いてる」

と、何から何まで新しくて、びっくりなゲームだったのです。当時の僕には。

そもそもこの初代ドラクエや、ポートピア連続殺人事件が出る以前には、「ゲームは一回クリアしたら終了」ではなくて、「飽きるまで何度も何度も繰り返し遊ぶ」ものだったので、エンディングを目指して少しずつ長時間遊ぶ、というスタイルそのものが「こういうゲームの形もアリなんだ」と、衝撃だった気がします。
今じゃ何もかも当たり前になっちゃってますけどね。

■ デッドゾーン (ファミコン/ディスクシステム) ■

初代ドラクエが出たのと同時期の1986年、ファミコンに「ディスクシステム」という新しい周辺機器が発売され、従来のカセットではなく、ディスクカードという媒体で、「ゼルダの伝説」「悪魔城ドラキュラ」など、今でもシリーズが続いているたくさんの名作ゲームが発売されていました。

この「デッドゾーン」はその中でもマイナーなタイトルで、あまり知ってる人はいないんじゃないかと思われるSFアドベンチャーゲーム。
知ってる人でも、その難易度の高さから、最後までクリアしてエンディングまで見た、という人はなかなかいないゲームです(´・ω・`)

とにかく無駄なコマンドが多くて、コマンド総当たりでクリアするにもものすごい手間がかかるんですよね、コレ。
よく攻略本も見ずにクリアできたな、当時……(´・ω・`;)

ゲームの舞台となるのは宇宙空間に浮かぶスペースコロニー。
技術者として働く恋人・マリーに会うために、コロニーへやって来た主人公は、コロニーを管理するマザーコンピューターの暴走によって、異常事態となったコロニー内を目の当たりにし、気絶させられてコロニー最下層の廃棄物処理エリアに投げ込まれます。
廃棄物処理エリアに同じく放り込まれていたロボット・キャリーを修理し、共に脱出することに成功した主人公は、囚われのマリーを救うためにコロニー上層を目指すのですが……。

このゲーム、先ほども書いたようにノーヒントでクリアするにはかなり大変なのですが、ストーリーが当時としてはけっこうよく出来ていて、特にラストの○○○○が○○○○と○○する展開には(今としては割とありがちですが)驚かされました。
ハッピーエンドなんだけど、素直には喜べないという……。

ゲームなのに、エンディングを迎えた時に感じた喪失感と感動がとにかくすごくて(苦労して自力で解いた分、感情移入が高かったのかもしれませんが)、ゲームってすごいんだな、と本気で思わされた一作です。
将来こういうのを作れる仕事をしてみたい、と子供ながらに思うようになったのも、この作品がきっかけかもしれません。

………………………………

まだ、10本のうち3本しか紹介できてないんですが、どれも思い入れが強すぎて、全部まとめて書いてたら途方もなく長くなりそうなので、何回かに分けて書かせてもらおうと思います(´゚艸゚)∴

この#私を作ったゲーム10選、ぜひ皆さんもツイッターなどでやってみてください(≧∇≦)/
皆さんにとっての大切なゲーム10選がどんなのか、とっても気になるので、ぜひぜひ教えて下さい!

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