今回はかなり懐かしいハードの、懐かしいタイトルで行ってみたいと思います(≧∇≦)/
今回プレイするのは、1995年頃に購入してから、ゲーム棚の片隅にずっ~と眠っていた、『激写ボーイ』というゲーム。
アイレムさんからPCエンジンHuカードソフトとして発売された、一風変わった写真撮影アクションゲームです。
主人公はなんとなく二又一成さんがCVをやってそうな顔立ちの、カメラマン志望の青年、デビッド・ゴールドマン。
カメラ好きが昂じてロサンゼルスカメラ学院に入学した彼でしたが、突然の両親の逝去によってカメラへの情熱を失い、学院を退学することを決意。
しかしそんな彼に、校長先生が「特別に卒業試験を受けさせてあげよう」と言ってきました。
その卒業試験とは、校長先生が指定する8枚の写真を撮って来ること。
かくしてデビッドはカメラを片手に、街を歩いて写真を撮りまくることに……。
というわけでこのゲームは、全8ステージ(+ボスステージ)をまたにかけて、各ステージごとに校長先生が指定してくる写真を撮影してくるのが目的。
またその他にも、各ステージには面白い出来事や特ダネシーンがあちこちに転がっているので、たくさん面白い写真を撮って、規定以上の得点を稼ぐ必要があります。
各ステージは、右方向に強制スクロールしていきます。
プレイヤーは主人公のデビッドを操作すると共に、デビッドが持つカメラの照準も、同時に操作することになります。
方向キーを押すとデビッドと照準の両方が一緒に動くので、それぞれの動きを意識して操作しないといけません。
各ステージには、面白い人々や、驚きのハプニング、珍しい出来事などがあちこちにあります。
簡単に撮影できるものもあれば、ほんの一瞬しかシャッターチャンスのない貴重な瞬間も。
面白そうなものを見つけたら、照準を合わせてシャッターボタンで撮影!
よりレアで面白いものほど、高い得点を得ることができます。
また、転がってきたり飛んできたりする障害物や敵キャラ(赤く点滅してるもの)も、同じく照準を合わせて撮影することでなぜか消滅させることができます。すごいカメラだ。
しかし残念ながら、カメラのフィルムは有限。
考え無しに撮りまくって、手持ちのフィルムを使いきってしまうと、それ以上撮影できなくなり、強制的にステージ終了になってしまいます。
特定の被写体を撮影するとフィルムを落とすので、拾って補充しましょう!
また、被写体の中には撮影すると、照準の範囲を広げてくれるアイテムや、照準の移動速度をアップさせてくれるアイテムを出すものもあります。
赤く光る障害物や敵に接触してしまうと、衝撃で貴重なフィルムを5つ、落として失ってしまいます。
また、クラクラして数秒間、カメラを撮影することができません。
場合によっては、その間に貴重な撮影タイミングを逃してしまうことも……。
ステージの最後まで到達するか、手持ちのフィルムが全てなくなってしまったら、ステージ終了。
校長先生が、それまでに撮った写真を確認して、クリアかどうか結果を判定してくれます。
各ステージごとにノルマとなる得点が決まっていて、その得点を超えていればステージクリア。
校長先生が指定している写真を撮り逃した場合でも、得点さえノルマを満たしていればクリアできます。
逆に指定の写真を撮ってこれたとしても、得点がノルマを満たしていない場合はゲームオーバー。
(校長先生指定の写真は得られる得点がずば抜けて高いので、ステージクリアするためにはやはり狙っておきたいところですが……)
ゲームオーバーになってしまった場合は、そのステージの最初からまたリトライすることができます。
ステージごとに、のどかな町の風景から怪しげなダウンタウン、夜の遊園地、そして海の中など、ガラリと雰囲気が変わるとともに、現れる被写体や面白い出来事もガラリと変わります。
そうかと思うと、各ステージに必ず登場する謎のストリップおじさんや、校長先生もどこかに潜んでいたり。
予想外なところでとんでもないことが起こっていたり、普通の通行人が突然変身したりといった出来事もあるので、とにかく気が抜けません。
しかし、背景の被写体ばかり気にしていると、肝心のデビッドの方が飛んできた障害物に当たってフィルムを失ってしまう羽目になったりして……。
かといってデビッドの方ばかり気にしていると、絶好のシャッターチャンスを逃してしまったり……。
このあたり、本当によく出来ているゲームです。
進むにつれて、次第に障害物や敵キャラの数が増えてきます。
フィルムはなるべく高得点な被写体のためにとっておきたいところですが、後半ステージでは、積極的に敵や障害物もカメラで撮って消滅させていかないと、かえってフィルムを失う羽目に……。
巧みに照準を操りつつ、同時にデビッドもうまく動かして危険も回避しなければいけなくて、すごく大変(;゚Д゚)
8つのステージ全てをクリアした後は……
なんと最終試験として、校長先生とのラストバトルが!
アルバムの写真のところからランダムに顔を出す校長先生を、もぐら叩きの要領で撮影!
このステージだけはフィルムの数は無制限なので、シャッターボタンを連打して、一瞬画面が止まるのを利用して、校長先生の現れる場所を予測するのがいいみたい(≧∇≦)/
ものすごく苦労しましたが、運に恵まれたこともあってか、どうにか無事ラストまでクリアできました!
基本的に、各ステージごとに、全ての出来事が起こるタイミングは決まっているので、繰り返し挑戦すれば次第に、「この場所ではそろそろアレが起こるな」というのがわかってきて、より効率よくシャッターチャンスを狙えるようになっています。
覚えゲーみたいなところがありますね。
見た目からもわかるおバカなノリで、各ステージには小ネタも満載。
プレイしながら思わず笑わされつつ「この先では何が起こるんだろう」とついつい先が見たくなりますね。
一方ゲームとしては、非常によく考えられた仕様になっていて、それぞれの要素がうまく噛み合ってこのゲームならではの面白さ(と難しさ)を作り出している印象。
とてもおススメの良作ゲームです(≧∇≦)/
今ではオリジナルのPCエンジン版を遊ぶのはかなり難しいかと思いますが、(初代の)プレイステーション用ソフトとして、新ステージ追加した移植版『SIMPLE1500シリーズ Vol.94 THE カメラマン ~激写ボーイ おまけ付~』も出ているので、機会があったらぜひ、遊んでみてくださいねっ(・`ω´・)ノ