データをDVD-Rなどのメディアで保存する時、実際に書き込み処理を行う時に、様々な原因で、エラーで止まってしまう(いわゆる焼きミス)ってこと、よくありますよね。
僕は、ハードディスクやSSDの空き容量が少なくなってきてから、慌てて余計なデータをDVD-Rに焼いて、その分の空き容量を作ったりしているのですが……
Cドライブに空き容量が少なすぎると、DVD-Rを焼こうとしてもその作業のための空き容量が確保できなくて、焼いてる途中でエラーが起きて失敗してしまう、なんてことがよくあります。
(だったら焼き始める前に空き容量チェックして止めてくれよ!って思うのは僕だけ?)
一般的な、ライトワンス形式(1回の書き込みで、保存したいファイルをメディアにまとめて保存する形式)でDVD-Rを焼いて、失敗してしまった場合、もうそのDVD-Rは使い物にならなくなっちゃいますよね。
もうこうなってしまったら、捨てるか、せいぜい飲み物のコースターにするか、紐で釣ってカラス避けにでもするしかない(´・ω・`)
メディア1枚の値段は安いとはいえ、それでももったいない……と感じている人は多いんじゃないでしょうか。
そんな使い物にならないはずの焼きミスディスクですが、実は場合によっては再利用することができます!
その方法をたまたま先ほど見つけたので、書いてみようと思います(≧∇≦)/
知っている人は知っている事なのかもしれませんが、ネットで調べてみたところ、それについて言及してる内容が見当たらなかったので、知らない人も多いかも、ということで(´・ω・`)
※ちなみに、うちはWindows10なのですが、Win10以外のOSや、DVD-R以外のメディア(BD-RやCD-R)でできるかどうかは未確認のためわかりません。もし試す機会があったら、どうだったか教えてください(´゚艸゚)∴
ということで焼きミスしてしまったDVD-Rをまず用意。
(実際にゴミ袋に捨てていたものを拾ってきました)
裏面を見てみると、データが書き込まれている範囲と書き込まれていない範囲は微妙に光り方が違うのは皆さんもご存じと思いますが、このディスクはまだ、データ自体は全く書き込まれていません。
ファイルを書き込む前にエラーが発生して、ファイナライズ(終了処理)だけが行われてしまった感じです(´・ω・`)
↑DVDドライブ(Dドライブ)に入れてみると、こんな感じの表示に。
↑正常な、書き込み可能ディスクなら、Dドライブにこんな感じで空き容量が表示されるのですが、ファイナライズ済のディスクの場合、それが出ません。
念のため、試しに書き込んでみようとすると……
予想通り、エラーが出て書き込めません。
普通なら、このディスクはもうダメだ、と諦めて捨ててしまうところですが……。(というか実際捨ててた)
ここからがポイント!
このディスクが入ったDドライブを右クリックしてメニューを出し、「フォーマット」を選びます。
すると、こんな警告が出ますが……
元々使い物にならないはずだったこのディスク、何のためらいがあろうか!
というわけで容赦なくフォーマットを実行!
すると、なんということでしょう!
先ほどまで使えなかったはずのディスクが、使用可能な状態に!
これはどうも、ライトワンス形式でファイナライズが行われて、もう書き込めない状態になってしまったDVD-Rでも、実際にファイルが書き込まれていない状態であれば、フォーマットすることによって、ライブファイルシステム形式(パケットライト形式)で使える形式のディスクとして復活させることができるみたいです。
(すでにファイルが書き込まれた状態の焼きミスディスクで試したみたところ、エラーが出てフォーマットできなかったので、あくまで「ファイルは書き込まれていないけどファイナライズされてしまった」ディスクのみのようです)
こうして復活させたディスクは、ライブファイルシステム形式のディスクとして、ファイル単位での書き込み・削除ができます。
(ただしファイル削除しても、実質的にはディスク上に保存されたデータが消えているわけではなく、見えなくなっているだけなので、空き容量は増えません)
またライブファイルシステム形式に対応していない、WindowsXP以前のOSや、PC以外の機器での読み出しもできませんが……。
それでも、そのままゴミに捨ててしまうよりはよっぽど、有効活用できますよね(≧∇≦)/
ありがとうございます。 私も、焼き込み途中で動かなくなったディスクを持っていますので、時間ができたら、研究したいと思っていました。 参考になります。