『発注』と『リテイク』・その3

(案の定今回もアイキャッチと本文の内容はほとんど関係ありません)

前回のエントリーを読んで誤解があると困るので念のため補足ですが……。
今お仕事をさせていただいているクライアントさんは、依頼の際にきちんとわかりやすく説明をしていただけるクライアントさんで、僕もとても楽しくお仕事させていただいてますよ(≧∇≦)/

まあそんなわけで、延々とリテイクされる仕事の絶望感について前回のエントリーで書きましたが……。

そもそも何故、「リテイク」についてこのブログに書こうと思ったのか、という発端になったのが、最近やらせてもらっている新しい企画についてです。
詳しいことは守秘義務的なアレもあるので書けないのですが、その新企画では、僕とイラストレーターさんが共同でやる感じのお仕事で、僕が原案を書いて、イラストレーターさんに形にしてもらう、という流れで進んでいます。

で、僕の書いた「こういう感じでお願いします」という原案を見て、イラストレーターさんが形にしてくれたものを、僕も確認させていただいて、意見を書かせてもらったり、場合によってはリテイクのお願いをするようなこともあったりするのですが……。

これまで、「理不尽なリテイク」には散々苦しめられてきた僕が、今度は人様に指示やリテイクを出す(別に立場的には偉くもなんともないんだけど)側になろうとは……。
そして、実際にそういう側になってみると、ほんと難しいなあ、と思いました。

人の指示で作る側の気持ちというのもものすご~くよくわかるので、出来ることならリテイクなど出さずに、すんなりOK、ということで通してしまいたい。
でも一方で、やっぱりどうしても「これはこうした方がもっと良くなるのでは」「ここは原案での狙いからちょっとズレてしまっているな」という部分もあったりして、どうしてもそういうところは書かざるを得なくて。

僕の原案が、(イラストレーターさんのイメージを束縛するのもよくないかなあ、と)あえてあまり細かいところまでビッシリ情景描写を書かないようにしているのですが。
でも、イラストレーターさん側が頑張って描いてくれたものを見て、結局レイアウトとか細かいところにまで注文をつけることになるのであれば、もう少し詳しく原案の時点であれこれ指定してあげるほうがいいのかな、なんてことも思って悩んだりしています……。

なるべくなら、前回のエントリーに書いたような「理不尽なリテイクを出す発注者」にはならないようにしたいと思っているんですけど。
難しいですね……(´・ω・`)

これを読んでいる人にも、業種は違えど、仕事で人に指示を出したり、ダメ出しをしたりといったことをしている人、あるいはこれからすることになる人は必ずいると思いますけど、なるべくなら、相手がその指示に従ったことで理不尽を感じないような、気遣いをしてあげてほしいと思います。
指示やダメ出しをする方はする方で、色々悩んだりすることもあると思うんですけどね。

結局そういった、誰かと行う共同作業って、仕事を頼む側と受ける側の相性というか、信頼関係や互いを尊重し、思いやる気持ちというものが大事なんだなあ、と思います。
それができない相手とは、やはりいい仕事はできないし、苦痛にしかならない。

どうせなら気分よく、最高のパフォーマンスを出せるような仕事をしたいものですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。